中国国内各航空会社はこのほど、民航局から「華夏航空有限公司運航一時停止に関する通知」を受け取った。
通知によると、一時的な運航停止処分を受けた華夏航空は先月28日午前1時59分、同社のカナダ・ボンバルディア社製CRJ200/B-3001型機G52744便(石家庄発-貴陽行き)が貴陽空港への着陸の際、主翼が滑走路に接触するという重大事故を発生させた。
華夏航空の陳懐宇・副総経理は31日に運航停止処分についてメディアにこれを認め、民航局関連部門がすでに調査を始めており、結果はすみやかに出されると思われるが、調査結果が出るまではコメントは控えたいと述べた。「弊社はすでに全社一丸となって今回の事故に対応しており、積極的かつ全力で各段階の安全チェックを展開しております」。
航空アナリストによると、今回の事故情況は比較的深刻だった。事故機は2004年に内蒙古自治州包頭市で墜落した中国東方航空機と同型の「CRJ200」で、いずれもボンバルディア社が製造したものだ。同社中国地区関係者は、「会社でも今回の事故について調査を進める」としている。
華夏航空は中国国内初の地方路線の乗客・貨物を扱う民間航空会社。今のところ国内唯一の独立した地方路線航空会社で、地方路線に特化した戦略を採っている。
「人民網日本語版」2010年9月1日