国家衛生部は1日、今月11日から20日まで、全国の児童約1億人を対象として、はしかワクチンの接種を実施すると発表した。8ヶ月から4歳の児童が主な接種対象で、国産ワクチンが用いられる。今回の接種は、国内で過去最大規模のはしか流行予防・免疫強化措置となる。
衛生部疾病予防控制局のカク(赤へんにこざと)陽副局長は、「はしかは、麻疹ウイルスの感染による急性呼吸器感染症だ。伝染力はきわめて強く、ワクチン未接種の場合、ほとんど全ての人がはしかに罹る」と語る。
カク副局長はまた、「今回のはしかワクチン接種は、短期間・広範囲に及び、過去のワクチンの接種歴や既往歴の有無に関わらず、はしかワクチンアレルギーを持つケースを除き、全児童を対象に行われる」と強調。今回の措置は、「了承、同意、自発、無料」の原則にのっとった統一実施だ。
「人民網日本語版」2010年9月2日