高崚(左)、楊威(右) |
武漢の華中科技大学は、「在学期間超過」の大学院生307人を中退処分にする予定という。対象となる院生リストには、バドミントン混合ダブルスの五輪金メダリスト・高崚選手や男子体操の北京五輪金メダリスト・楊威選手の名前も入っている。「長江日報」が伝えた。
「華中科技大学大学院生学籍管理細則」では、大学院生の在籍期間は2-3年、上限は4年と規定されている。資料によると、高崚、楊威の両選手はいずれも、同学公共管理学院行政管理学科2005年度入学の大学院生。2人は、同学公共管理学院公式サイトにおいて、「未登録の大学院生リスト」に4度掲載されており、学院側は速やかに登録するよう促していた。
記者が6日、2人に連絡を取ったところ、2人とも今回の大学側の措置について全く知らなかったと答えた。事情を知った2人は、学校とただちに連絡を取り、詳細を聞くことを望んでいる。高崚選手によると、修士論文は完成間近という。
ここ数年、スポーツ界の若いスターが試合で好成績を残した後、大学で学問の道に進むことは、一種の流行現象となっている。
18のタイトルを奪った中国卓球界の女王・障ナ亜萍選手は、英ケンブリッジ大学で経済学博士の学位をすでに取得した。
アテネ五輪陸上男子100メートル障害の金メダリスト・劉翔選手は、華東師範大学大学院に無試験で推薦入学、20万元の奨学金を受け取り博士課程にも進んだ。
香港大学は2008年、バスケットの姚明選手に、世界エイズ予防治療キャンペーンでの貢献を称え、名誉社会科学博士の学位を授与した。
「人民網日本語版」2010年9月7日