山東省東営市沖の渤海にある勝利油田で掘削用作業台が傾斜した事故で、中国海難捜索・救助センターは直ちに救助へ向い、現在までに34人を救出した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
中国海難捜索・救助センター総当直室のタク久剛主任によると、7日午後11時に掘削用作業台が傾斜し、4人が海に転落、32人が作業台に取り残された。
交通運輸部の徐祖遠・副部長、劉功臣・安全総監督が中国海難捜索・救助センターで救出活動を指揮し、これまでに北海救助局所属の海難救助船5隻(「北海救112」「北海救113」「北海救201」「北海救198」「北海救199」)、海事法執行船2隻、北海第1救助飛行隊の救助ヘリコプター「B-7313」を現場に出動した。
8日午前5時57分、空が明るくなるとともに、交通運輸部所属北海第1救助飛行隊の救助専門ヘリコプター「B-7313」が大連空港から飛び立ち、事故現場へ向かった。同午前7時50分、B-7317は掘削作業台に取り残された25人と、海に転落した2人の救出に成功した。さらに山東省海難捜索・救助センターのヘリコプター「B-7005」が作業台に取り残された残る7人を救出した。
救出された34人はすでに無事搬送を終えた。海に転落した残る2人が依然行方不明で、捜索活動が続けられている。
「人民網日本語版」2010年9月8日