「フィリピン8.23バスジャック事件」調査委員会は9日、香港からの中国人観光客を現地警察が誤射した可能性を初めて認めた。
同委員会の責任者・ライラ・デリマ(Leila DE LIMA)司法大臣は同日、「警察が香港からの観光客を誤射した可能性がある」と明言した。また、事件の調査を担当している現地専門家も、発射された銃弾のうち数発は、犯人が発砲したものではないことを認めている。香港警察はこれに対し、弾道テストを共同で実施するよう求めるという。
フィリピンのベニグノ・アキノ3世大統領は9日、今回のバスジャック事件に関するメディア共同取材を受けた。大統領スポークスマンは8日、「今回の取材にはいかなるハードルも設けない。大統領はバスジャックに関する質問には全て答える予定だ」と述べた。
「人民網日本語版」2010年9月10日