中国籍裁判官の薛捍勤氏が13日午前、オランダのデン・ハーグにある平和宮で国連国際司法裁判所(ICJ)裁判官への就任宣誓を行い、ICJとして初の中国籍女性裁判官となった。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
現地時間午前10時、薛氏は黒色の法服を身にまとい、十数人の他の裁判官と共にICJ大法廷にゆっくりと入った。薛氏は同席した各国外交官、法律専門家、来賓ら約100人が注目する中で厳かに宣誓した。「私は光栄に、忠誠に、公正に、責任をもって裁判官としての職責を履行し、裁判官としての権力を行使します」。
米国籍の同じく女性裁判官であるJoan E. Donoghue氏が同時に就任宣誓を行った。ICJのプレスリリースは、「ICJにとって2人の女性裁判官が同時に就任するのは初めてだ 」と伝えた。
薛氏は宣誓前に新華社記者に対し、「より多くの女性が世界の主要な国際司法機構で仕事ができるようになることは、社会文明の進歩だ 」と語った。
「人民網日本語版」2010年9月14日