9月19日から22日にかけて、今年、秋に入って以来の最も強い冷気が中国に入り込むと、中国天気ネットが伝えた。中央気象台は、多くの地域で気温が4ー8℃下がり、中東部の一部では10ー14℃、局部的には15℃下回ることもあり、北部の多くで4ー6級(風速5.5ー13.8メートル)の北寄りの風が強くなるとの予報を発表した。
中央気象台の予報では、9月19日から22日にかけて、かなり強い冷気が西から東へ入り込み、中国のほぼ全土に影響を及ぼすとのことだ。これは今年の秋に入って以来最も強い冷気で、この冷気は広い範囲にわたり、温度差が激しく、局地的に強い雨ももたらすことが特徴とのこと。
影響のある範囲:、新疆、西北地域の東北部、内蒙古、東北、華北、黄淮(黄河下流域と淮河流域の北部)、江淮(江蘇省北部)などの地はすべてこのかなり強い冷気の影響を受ける見込み。新疆、西北地域東部、淮河以北地域は4級ー6級の北寄りの風が強まる。
温度差の激しい地域:冷たい空気の影響で、我が国の多くの地域で気温が4ー8℃下がり、中東部地域の一部では温度差が10ー14℃にもなり、居地的には15℃にもなる。22日と23日の早朝には、内蒙古東部、黒竜江省、吉林省の東部、西部、北部の最低気温は2℃以下にまで下がり、一部地区では霜害がでる可能性もある。東北地域南部、華北地域の北部と南部の最低気温も4ー8℃まで下がる。
局地的な降雨が強まる:19日から21日まで、西北地域の東部、内蒙古の西部南寄り、華北等の地区では小雨から中程度の雨が降る。 内蒙古西部南寄り地区、青海省東北部、甘粛省東部、陝西省北部、山西省中北部、河北省中北部、北京、天津の一部で大雨に、局地的に豪雨になることもある。降雨量は10ー40ミリで、陝西北部、山西北部、河北西部、北京西部の一部では50ー80ミリに達する可能性もある。
「人民網日本語版」2010年9月20日