社会競争が日増しに激化している今日、サラリーマンの仕事と生活のリズムが加速し、彼らを困惑させる不安定要素がますます増えている。国内大手求人サイトがこのほど行った調査によると、67%のサラリーマンは職場に常に不安感があるとした。
職場生活を不安定な心理的環境に追い込むのは何か?調査結果によると、「会社に前途がない」「職場の派閥」「職種が変りやすい」「能力と仕事のアンバランス」「知識・経験・能力が足りない」がサラリーマンを最も不安にさせている主な理由だった。また新入社員にとって「職場に溶け込みにくい」ことは常に不安にさせる一大要素だ。
定年制度があり、また中間管理職にあるサラリーマンにとっての不安感は主に、自身の将来のキャリアに対する困惑、すなわち知識や経験が役立たなくなるのが早すぎて、昇進の道が狭まり年齢の壁にぶつかることだった。
しかし、「業界の不景気」「業績審査の競争激化」といった客観的条件によってもたらされる職場での不安を挙げるサラリーマンは比較的少なかった。注目すべきは、業界の不景気、会社に前途がないといった際に、一部のサラリーマンは往々にして「職業道徳が試される」境遇にさらされ、さらに不安に駆られることだ。
「人民網日本語版」2010年9月20日