中国、大都市病の集中発生期に突入か 

中国、大都市病の集中発生期に突入か 。 北京、上海、広州、深センなど超大型都市では、交通渋滞、環境汚染、幼稚園不足、医療難などの各種問題が、住民の大きな悩みの種となっている…

タグ: 都市,大都市病

発信時間: 2010-10-08 15:44:25 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

大都市での生活がどれほど幸せなのか?---北京や上海など大都市では、このような議論が活発に繰り広げられている。大都市生活のデメリットが住民にどうにもならない行き詰まり感を与えていることが、その背景にある。

北京、上海、広州、深センなど超大型都市では、交通渋滞、環境汚染、幼稚園不足、医療難などの各種問題が、住民の大きな悩みの種となっている。自分の意のままにならないこれらのジレンマは全て、「大都市病」というシンプルな言葉で表現することができる。「大都市病」とは、人口の大都市集中によってもたらされる様々な社会問題を指す。

北京、上海、広州、深センなどの大都市はもともと、国内で経済が最も発達し、資源が最も集中した地域だったが、都市住民の生活快適度は、逆に低下している。大都市病は、住民生活の質に深刻な影響を及ぼしている。「中国はすでに大都市病の集中発生期に入った」との見解を示す人までいる。

中国は現在、都市化のピークにある。社会科学院のデータによると、2009年時点での中国の都市化率は46.6%と、世界の平均レベルより低い。今後、中国では、より多くの都市が北京、上海、広州の後に続いて発展すると予想される。

都市化プロセスにおいて、それに応じた措置を講じなければ、交通渋滞、水資源不足、環境汚染、住宅不足など都市固有の問題が生じることは避けて通れない。

中国行政改革研究会秘書長を務める国家行政学院の汪玉凱教授は、「中国はこれまで30年間、主に大都市の発展に目を向けてきたが、県域経済の発達や中小都市発展の加速に注目すべき時期が来ている」と指摘する。(編集KM)

「人民網日本語版」2010年10月8日

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