老後は子に看てもらうべきか、それとも社会に頼るべきか?「社会に頼る」とした人は60.59%、「子に頼る」が12.73%、「わからない」が26.68%と判明した。今回の調査は14日12時までに、ネットユーザー1102人(男性40.96%、女性59.04%)にインターネットで行った。「長江日報」が伝えた。
なぜこれほど老後は子に頼らない人が多いのか?「老後の社会化が社会傾向」が45.27%、「子に負担をかけたくない」が24.61%、20.83%の人は「年寄りには年寄りの生活がある。子は頼りにならない」と強調した。
中国で一人っ子政策が始まってからすでに30年が経ち、第一世代の一人っ子の両親はすでに老年期に入りつつある。「4-2-1家庭」(祖父母4人、夫婦2人、子1人)の家庭構造が徐々に主流となり、生活条件の向上、医療保障の充実、平均寿命が延びるに伴い、高齢者介護問題は今後もより大きくなる。「将来、子に世話になるのは現実的でない」とした人が少なくなかった。
あるネットユーザーは「同僚同士ですでに一緒に家を買っている。将来は一緒に老後を過ごし、お互いに助け合うつもり」と明かした。「子は将来親を思い面倒を見てくれる。でも息子・娘たちの世話になるのは忍びない。それに世代間のギャップがあり、摩擦も多かれ少なかれ起きるでしょう。やはり多く稼ぎたくさん蓄え、お金で専門のサービスを受けるのが最も安心できる」。
ハンドルネーム「長河99」さんは、長年にわたり「養児防老(将来のために子を産む)」観念に深く関心を寄せてきた。高齢者を老人ホームに送るのは「親不孝」と指摘、現在では料金が合理的な介護施設は「ベッド1床さえ探せない」とし、これは悲しい時代の流れと語る。今必要なのは政府当局の積極的な介入であり、高齢者介護制度および関連介護施設の大規模な建設と改善で、これは調和ある社会が構築される上で重大課題と述べている。
しかし依然として子に老後を託したいと考える人達もいる。9.81%の人は「子供が親の面倒を看るのは当たり前」と強調、12.39%の人は、「收入にも限りがある、子に期待するしかない」と漏らす。
また一部の回答者は、「同年代といっしょに賑やかに過ごすほうが落ち着く」としたが、同年代に世話を期待しているわけではない。(編集HT)
「人民網日本語版」2010年10月15日