関係部門によると、中国の自家用機は今年、新たに20機以上販売される見込みだ。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
21世紀に入り国民1人あたりの国内総生産(GDP)が2千ドルを突破、自家用機の普及が中国で始まった。今後市場は徐々に拡大すると思われる。統計によると、2008年に国内で販売された自家用機はわずか8機、昨年は15機に増え、今年は20機以上の販売が見込まれる。
自家用機産業の誕生に伴い、中国国内では専門の関連サービス企業も複数生まれている。今年5月2日、中国航空工業集団公司飛行試験研究院航空クラブは西安で、豪華自家用機を販売する亜飛太平洋有限公司(Avion Pacific Limited)と戦略的協力協議を締結、双方は共同で中国西北地区初の自家用機「4S店(販売・アフターサービス・部品供給・情報提供)」をオープンさせ、西北および全国の自家用機オーナーに「4S」付加価値サービスを提供する。
世界の自家用機市場は現在、米国が約2万機で55%を占めているほか、ヨーロッパが21%、アジア太平洋地区が11%。中国のマーケットは誕生間もないため、今後急速に発展する可能性を秘めている。
「人民網日本語版」2010年10月27日