米誌「タイム」が昨年、世界で最も影響力のある人物として選んだ「中国人労働者」が、再び米国の有名なビジネス誌に、世界経済の最強の力として選出された。
この米ビジネス誌は26日、政府、業界、金融、ウォール街、不動産、健康、医学の5つの方面から、2010年に世界で最も影響力がある人物を発表し、その中の数億人の中国人労働者は、世界経済の強い力の1つであるとしている。
同誌は、多くの中国人労働者は今年、より高い給料や仕事環境などを得たと伝えており、アナリストは、この単純な事実は、米国とヨーロッパの「中国製」の価格を大幅に上昇させるが、給与の向上は中国国内の消費を増やし、輸入を促進すると考えている。
また報道では、労働力コストが上がるため、多くの企業はベトナムやカンボジアなどで安価な労働力を探さなければならず、そうすることで中国人労働者は製品のレベルアップに力を注ぐようになるだろうと伝える。
業界の中で「中国人労働者」と共にランキングしたのは、マスターカードの総裁、ゼネラル・モーターズのCEO、アップルの総裁などビジネス界のトップだった。
「中国人労働者」は2009年に唯一のグループとして「タイム」の世界で最も影響力のある人物に選ばれたが、その時に「タイム」は、中国経済は世界経済の回復を引き連れ、こうした功績はまず先に、中国の数多くの勤勉で強靭な普通の労働者に帰されるべきであるとしていた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2010年10月27日