大学生、就活ストレスを「皮肉」で緩和

大学生、就活ストレスを「皮肉」で緩和。 就職活動のシーズンを迎え、オンラインでエントリーし、企業説明会や筆記・面接試験に駆け回る大学生たちは、ほっと一息つく暇もない。そんな中で、オンラインでの仕事探しの傍ら、一風変わった方法で就活ストレスを和らげている学生もいるようだ…

タグ: 就職活動,面接,求職

発信時間: 2010-11-01 15:43:18 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

就職活動のシーズンを迎え、オンラインでエントリーし、企業説明会や筆記・面接試験に駆け回る大学生たちは、ほっと一息つく暇もない。そんな中で、オンラインでの仕事探しの傍ら、一風変わった方法で就活ストレスを和らげている学生もいるようだ。

大学生が中心となって運営している一部ウェブサイトには、「大学で経済を学び、自らの悲劇を学んだ。卒業しても働き口がない」「大学で歴史を学んだ私の頭に残ったのは、就活中のイライラだけ」といったような文章が頻繁に見られる。西安文理学院数学部4年の楊君は最近、自分のハンドルネームを「数学を学んだものの、就職できない」に換えた。現在、大学院入試に全力を注ぐ彼は、ピリピリした自分がちょっとリラックスできるように、改名したという。

自分の専攻を活かした就職口を見つけることが至難の業という現実に対して、多くの学生が自分を皮肉っている。データによると、2011年度の全国大学卒業生総数は、史上最高の約660万人。中国人民大学新聞(報道)学院を卒業した宋さんによると、現在の生活は、企業説明会や筆記・面接試験を中心に回っており、心中「かなり焦っている」という。

就活中の中国人民大学生の李源君は、このような「皮肉る」風潮はある程度、大学生の就業需給アンバランスを示していると指摘する。彼が専攻した日本語を例にとると、一部の外資企業や大手国有企業の特別なポスト以外は、各企業が日本語専攻学生を募集することはまずあり得ないのが現状という。

国内の有名教育評価機関が実施した「大学卒業生の求職・業務能力に関する調査」によると、2009年度全国大学卒業生のうち、専攻と業務内容が一致する確率は67%で、卒業後も専攻関連業務に従事する率が最も高いのは医学・工学専攻学生で、最低は法学(47%)。「専攻と業務内容の不一致」は今や普遍的現象となっている。

「人民網日本語版」2010年11月1日

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