無料乗車初日「超」ラッシュ 広州地下鉄

無料乗車初日「超」ラッシュ 広州地下鉄。

タグ: 広州アジア競技大会,公共交通,ラッシュ

発信時間: 2010-11-02 16:52:16 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

広州アジア競技大会・パラリンピック大会開催期間中の市内公共交通機関無料乗車が1日、スタートした。「超」ラッシュとなった初日の地下鉄。市民はその混雑ぶりに思わず「身震い」を覚え、無料乗車を今後うまく消化していけるのか、懸念の声が聞かれた。地下鉄側は、市民に外出の際は冷静な判断をするよう呼びかけている。

公共交通機関の無料乗車は、アジア競技大会・パラリンピックが開催される11月1日から12月21日の間で、平日計30日間実施される。アジア競技大会開催中の平日19日間、広州行政区管轄内の全ての都市軌道交通、公共バス(BRT含む)、水上バスが無料で乗車できる。ただし、タクシー、空港快速線、珠江観光区と市街・近郊区を結ぶバス路線は無料乗車の対象外。パラリンピック開催中の平日11日間は、7つの中心市街区のみ無料乗車の対象範囲となる。

11月1日は、広州市がアジア競技大会期間公共交通機関無料乗車とナンバープレート(偶数・奇数)車両通行規制実施の初日だった。広州地下鉄は過去最大の乗客量を記録した。朝の通勤ラッシュ時には、地下鉄各線の計21駅で乗車制限を実施、制限措置は午前11時まで続いた。観光地を通る公共バスの混雑も凄まじかった。

午前8時、いつもなら空いている地下鉄4号線と8号線の始発駅はすでに超満員。1号線と3号線にいたっては、「立錐の余地がない」有様だった。2号線の乗換駅・昌崗駅も乗客で押し合いへしあい状態で、江南西駅の安全検査改札口には10メートル以上の乗客の列ができた。とめどもなく大きな乗客量の影響で、地下鉄ダイヤは終日遅延が続いた。

車両交通規制によって、道路交通は目立った渋滞もなく比較的スムーズだったが、混み合う公共交通は、やはり市民にとって苦痛となった。地下軌道交通広佛線などの新ラインがここ2、3日で立て続けに開業するため、無料交通機関を利用して市内見物に出かける人がさらに増え、公共交通機関の込み具合もいっそう激しくなる見通し。

「人民網日本語版」2010年11月2日

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