アメリカのある最新の調査によると、青少年が寝る前にネットをしたり、メールをしたりすると不眠や情緒不安定、更には学習の面でも悪影響を及ぼす事が分かった。専門家は親に対し、子供が電子機器から離れられずに寝るのが遅くなる事がないよう働きかけるように呼びかけた。
アメリカのケネディー医療センターの睡眠と肺機能の専門家であるピーター・ブロッソ氏らは、カナダのバンクーバー市で行なわれた「アメリカ胸部科医師学会」で、睡眠障害を抱える青年患者の治療過程において、携帯やパソコンなどの電子機器が患者の睡眠を妨害する度合いが驚くべきものであったと発表した。
統計によると、青少年は寝る10分から4時間前の間に、毎月平均3404通もの携帯メールやパソコンメールを受け取っている。男の子は寝る前にネットサーフィンやネットゲームをすることを好み、女の子は携帯でおしゃべりをしたり、メールをしたりするのが好きである。一般的に見ると、年齢が上がっていくに連れ、寝る時間が遅くなり、寝る前に電子機器を利用する時間も長くなる。
ブロッソ氏はまた、「睡眠不足は青少年の認知能力を低下させ、学習や生活において多くの問題を招くことになる」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2010年11月9日