2010年も残すところわずかになった。もし今年に発生した出来事や印象深かったことを漢字に置き換えるとすると、どんな漢字が選ばれるだろうか。あるネットフォーラムが最近、「今年の漢字」の選出活動を実施した。
今までのトップは「漲」。2006年から09年までは「炒」「漲」「和」「被」が選ばれた。またあるメディアやウェブサイトは行った同様の活動では、「哥」「囧」「具」などネットの言葉が入選している。
「漲(高くなる)」:全て値上がりして何も買えない
あるネットユーザが「漲」を選んだのはこういう理由からだ。「今年は全ての物が値上がりした。飛行機に乗れば燃料チャージは値上がりするし、車を運転すればガソリン代も高くなった。ニンニク、大豆、生姜なども値上がり。しかしおかしなことに給料は上がらない。そのため物価が上がって何も買えなくなってしまった」
2007年にも選ばれた「漲」。その時はガソリンの値上がりが深く関わっていたが、今年はニンニクや大豆、生姜、リンゴなどの農産品も高くなった。
「撞(ぶつかる)」:QQと360の戦い
あるネットユーザが「撞」を選んだのは、「自動車と人の衝突、ソフト間の衝突、住宅価格と財布の衝突、ネットユーザと注目される出来事との衝突といったよう理由からで、何一つぶつからないものはなく、観察している人も多いという。「撞」は社会の様々なことを反映しているとこのネットユーザは話す。
「道」:道と道理を探す
ネットユーザの「李琳玉壺」はホットな話題と関係が少ない「道」を選んだ。「李琳玉壺」によると「漲」「乱」「炒」「慌」「撞」などの漢字は消極的で、「道」は中性の意味を持ち、今年に発生した全てことは道や道理を探すことだったと説明する。
「哦」:「わかった」という感嘆詞
「往事就不随風」は「哦」を選んだ。それは「往事就不随風」にとって驚くことは何もなく、1949年から2000年を反映する「髒(汚い)」「乱」「黒」「吐」「反」などは自分にとってただの「哦」に過ぎないという。
またあるネットユーザは「大声で叫んでも、激しくて非難しても、現実は変わらない。『哦』といってもいつもと同じだ」と話す。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年11月15日