このほど、河南省中平能化集団機械製造有限公司が自主的に研究開発を進めていた「鉱山用移動式救助カプセル」の最初の製品が完成した。このカプセルは、鉱山の坑道下の救命装置で、主に鉱山で事故が発生した時、遭難した人々を緊急避難させるものだ。その密閉されたカプセルの収容人数は10人で、内部には座イス、照明、通信設備、空気供給、救急箱、必要な食品と飲用水、有毒有害な気体の処理装置が設置され、カプセル内の気温と湿度も調節できる。鉱山の下で、爆発や火災などの事故が発生した場合、この装置は直ちに始動し、困難に陥った人が使用することができる。鉱山事故に遭遇した後、離れたり、逃げたりするルートがなく阻まれた場合、カプセルに入れば、外界では生存条件がなくなってもカプセル内では少なくとも96時間は生存が保障される。
「人民網日本語版」2010年11月19日