NATO・北大西洋条約機構のラスムセン事務局長は19日、NATOの加盟国28か国の首脳がこの日、NATOの今後10年間の発展における活動指針「NATO新戦略概念」を採択したことを発表した。
これは、2日にわたってポルトガルの首都リスボンで開かれたNATO首脳会議の初日会議後に、記者会見で述べられたものである。ラスムセン事務局長は、「NATO首脳会議で『新戦略概念』が採択された。これは歴史的な瞬間といえる。NATOは他と比べることができないほど、自由、平和、安全かつ共通の価値を持った機構だ。しかし、変化しつつある世界において、われわれは新しい脅威と試練に直面している。この新戦略概念により、NATOはこれまでと同じように効力を確保し続けることができる。NATOはすでにアフガニスタン戦争から教訓を汲み取り、世界パートナー協力、特にロシアとの協力を強化していくことにした。新戦略概念は原則的な声明だけではなく、行動計画でもある」と強調した。
「中国国際放送局 日本語版」より 2010年11月21日