王貝さん(資料写真)
中墺整形病院の汪良明医師は取材に対して「手術は私が行い、思いがけないことが発生したことに対して沈痛な気持ちだ。医療事故かどうかについては関連部門が決めることだが、今回の手術はとても成功し非常に順調だった。手術中には何の意外な状況も発生していない。王貝さんの異変は手術から2時間後で、私たち医師の分析では、心臓に問題があったと考えている」と話す。
今の中国で整形する人の数はうなぎのぼりだ。ここ数年の統計データによると、整形手術の件数はほぼ倍のスピードで、中国整形美容協会大まかな統計では、昨年に国内で整形手術を受けた人は300万以上に上っているという。
今の医療整形業はすでに大衆化しているが、相応の資格がある医療整形機関の数は、巨大な市場ニーズを満たすことができない状況であり、過当競争も加わって医療ミスは頻発している。
衛生部は今月5日に初めて医療整形美容業界の問題について会議を開き、馬暁偉副部長は「政府は医療整形美容業界の関連の法律や法規を改善して実行し、できるだけ早く関連の発展計画概要を制定して、政府の主管部門が行政監督をしっかりと行えるよう協力する」と語っている。
遅ればせながらの計画概要が早く出れば、かなりのレベルで王貝さんのような悲劇を避けることができるだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年11月26日