どんなダイエットが効果的なのだろう。絵を見るだけでよいという簡単な方法があるのだろうか。インターネット上では最近、見るだけで食欲減退の効果があるという「色彩心理学の暗示のダイエット法」が人気を集めている。インターネット利用者の中には、その画像を転送するだけで効果があると言う人さえいるという。
インターネット上で流行しているダイエット用の画像は2枚。1枚は鮮やかな色彩のクラゲで、心を落ち着かせ、胃腸の蠕動を促進する効果があるという。もう1枚は黒と黄色が混ざった抽象画で、2色の鮮明な対比が食欲減退の作用を及ぼすのだという。「黄色は胃に、黒は腎臓に作用し、2色を合わせると食欲を減退させる。」
これに対してネット利用者は次々に感想を述べている。「糖大果子」さんは「私は薬は飲まないから、画像を見てダイエットしよう」と笑いながら言っている。
他のネット利用者はこう述べる。「同僚の一人がこの画像を私のコンピュータとiphoneの壁紙に設定して毎日見るようにさせた。特に食事前によく見ると食欲が減退して体重を減らすことができると言うのだ。同僚自身が大柄で太っちょなのに、何で自分がダイエットしないんだろう。」
ネット利用者はこの画像にダイエット効果があるかどうか疑っているが、それでも「ダイエット画像」のネットでの拡大の勢いは衰えていない。ミニブログではこの画像が既に2万回以上転送されている。
絵を見るだけで本当にダイエットできるのだろうか。心理学者の陸靄霞氏は、自分はその画像を見たことも専門に研究したこともないので、この件に結論を出すことはできないと述べている。しかし絵を見ることによる心理的な暗示が一部の人に作用することはありうるだろう。
「人民網日本語版」2010年11月26日