国連難民署がこのほど発表したデータによると、去年大量の難民が避難したため、イエメンは大きな負担を負っおり、これに対し、難民への人道的援助ははるかに不足しているということである。
去年1月から11月にかけて、イエメンには4万2000人にのぼるアフリカの難民が避難している。ゲテレス国連難民高等弁務官は15日、「現在、国際社会はイエメンの治安、テロリズムにのみ注目しているが、平和と安定を維持する最も良い方法は、貧困の減少、雇用の増加、経済の改善を通じて、住民に様々な困難を乗り越える力を与えることである」と述べた。
EU・欧州連合国際協力・人道支援・危機対応担当委員のゲオルギエヴァ氏は、この日、イエメンの難民キャンプを視察した後、「イエメンが受けている人道支援は、はるかに不足している。現在、教育の改善やインフラ整備を急がなければならない」と強調した。
この日、EU委員会は「避難している難民と北部の戦争で家を失った住民の住居問題を解決するため、イエメンへの人道支援を1500万ユーロに引き上げる」と表明した。
「中国国際放送局 日本語部」より 2011年1月16日