優勝杯を掲げるザッケローニ監督。日本は29日に行われたアジア杯の決勝でオーストラリアに勝った。
一流レベルの日本と韓国との対戦、勇猛果敢なオーストラリア。彼らは絶えず「サッカーはこうして蹴る」ということを語り、さらにいつも「後進者」の自信に挑戦している。アジアサッカーが大きく前進する中で、中国はどのようにワールドカップアジア予選の最後10強に入り、出場枠4.5からブラジル行きへの切符を奪い取れるのだろうか。
中国はアジアカップからさっさと去り、相手チームの急速な進歩に巨大なプレッシャーを感じている。「変化が必要で、再びいい加減に過ごすことは出来ない」とツイッターに書き込んだある中国選手。
こうした苦しい立場で、去年は韓国やフランスなどの強豪チームに勝ち、中国も少し蘇ったかのような勢いだったが、それは管理者とコーチの努力のおかげだろう。しかしいま見ると、この限りある進歩は遥か及ばず、試合会場で残酷な奪い取りに直面すると、いわゆる技術は、相変わらず自ゴール側で建て直しても効き目がない。挟まれた選手は孤立無援で、チームメイトは意味もなく引き裂かれ、応援することもできず、対峙する時の攻撃はいつもと同じように解くことができない「デッドロック」だ。
このような場面は中国チームにとって珍しくないため、外国人コーチか中国人コーチかという議論も引き起こしている。
管理者は、中国人コーチを育成するためには中国人コーチのほうがいいという考えだが、中国サッカーには優秀なコーチが不足している。しかしこのような重要な時に、「技術顧問」の名で才能と学識を持つ高いレベルの外国人コーチを引きつけることはできるのだろうか。そして外国人コーチは、この大義名文もなければ言うことも筋が通らないポストで、努力を傾け適切な教育をすることは可能か。そして何の懸念もなく自分の才能を発揮できるのか。これはおそらく必ず考えなければならない問題で、国際サッカー界でこの状況が成功した例は少ない。
さらに言えば、隠すのがずっと中国サッカーの「持病」であり、以前からずっと「安いコーチ」を使ってきたが、これは通用せずに負け続け日本と韓国の笑いの種になった。
決定者が、もし戦いに備える期間に巨大な人力や財力を無駄にしたくなく、1世代のワールドカップの夢を抱く選手たちの青春を浪費したくないと考え、そして短期間にできるだけ早く中国サッカーの実力を高めたいと思うのであれば、方策の前にこれらの戒めを「復習する」必要がある。
それと同時にある規則に合った具体的で実行可能、透明性のある長期計画を研究する必要がある。そしてこの計画は青少年の人材育成や、もっと多くの人が使えるサッカー場を提供し、本当の規範化したプロリーグや技術スタイルの科学的な普及など、ありふれているが切実な内容でなければならない。
結局のところアジア強豪チームとのギャップが大きくなる今、脆弱な中国サッカーは巨大な衝撃に耐えられない。熱心な中国人サッカーファンも、4年も8年も、さらに何度かの4年間の期待のあとにいつも同じ様な結末を見るのには耐えられない。
やはりあの古い言葉だ。失敗は怖くない、怖いのは毎回、同じ泥沼に倒れることだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年1月30日