「第19回台北国際ブックフェア」が9日に開幕した。初日は6万人以上が訪れたが、最も人気なのはアニメ・マンガのエリアだ。中国大陸部の漫画家・夏達さんがサイン会を開き、多くのファンを集めていた。
同日はマンガファンの長蛇の列が見られた。先頭の学生によると、美女漫画家・夏達さんの作品を購入するために、同級生と交代で旧正月の1日に当たる3日から並んだという。
台北世貿二館内では、アニメ・マンガエリアが多くの来場者で混雑し、冬休み期間中でもあることから多くの学生がブックフェアに訪れ、行列が外の道路にまで伸びていた。
多くのマンガファンは会場に入るとすぐに夏達さんのサイン会会場へと向った。大勢が争って購入する中で、夏達さんの台湾での初めてのサイン入り本のセット200組は販売開始から2時間で売り切れ、夏達さんは同日最も人気を集めた漫画家となった。
夏達さんは昨年にも台北ブックフェアに参加し、台湾メディアから「中国大陸部で最も萌え系の漫画家」と呼ばれた。今年再び台湾を訪問し、台湾で出版される「子不語」と「遊園驚夢」の中国語繁体字版作品のためのサイン会を特別に開催、ファンの人気を集めていた。
夏さんが記者に語ったところによると、前回の台湾訪問では仕事のスケジュールが過密で、台湾をゆっくり見る時間がなかったが、今回は時間をとって台湾の漫画家と交流したり、台北花博覧会を参観したいという。「台湾の友人が花博を推薦してくれて、話を聞いているうちにとても興味が出てきた。」
1981年に湖南省で生まれた夏達さんは、中国大陸部の金竜賞最優秀少女漫画賞を受賞している。オリジナル作品「子不語」は2009年に日本のトップクラスのマンガ雑誌に進出し、日本・集英社のマンガ月刊誌に連載された。
「人民網日本語版」2011年2月11日