ニューヨーク・ファッションウィークで10日にダイエットペプシが新たな「スキニー缶」をPRするが、広告コピーが激しい批判にさらされているという。台湾「聯合晩報」が伝えた。
ペプシコによると、より長く細い形のこのスキニー缶は「美しさと自信に満ちた女性を讃えるため」のものだ。しかし同社が「スキニー」と「美しさ」、「自信に満ちた」とを合わせて言及したことが論議を呼んでいる。
批判者は、こうしたPR広告は価値がないと見ている。ブランド専門家も、新しい缶のデザインは悪くないが、「スリムさこそ美しい」というキャッチフレーズには問題があるとしている。
National Eating Disorders Associationはスキニー缶に対する不満を表明、ペプシコの発言は「頭脳を経ておらず、無責任でもある」と批判している。
オンライン雑誌Slateは各方面の批判を総括し、「これは古い手だ。表面的な虚偽の修辞の覆いと流行の外観を中心とする広告だ。もし心に自信があるなら、外観がスリムだとでも言うのだろうか」と述べている。
ペプシコはスキニー缶関連の一連のイベントを開催し、3月に全米各地で販売する。もっとも従来の缶のペプシも引き続き販売される。
「人民網日本語版」2011年2月14日