中国国家衛生部の陳竺部長はこのほど、2011年全国衛生系統食品安全・衛生監督工作会議において、食品安全、職業病予防・治療、飲用水安全の各分野における重要項目を、基本公衆衛生業務均等化プロジェクトに組み入れることを明らかにした。北京の日刊紙「新京報」が伝えた。
陳部長によると、食品安全、職業病予防・治療、飲用水安全の各分野における重要項目を、「十二五(第12次五カ年計画:2011年?2015年)」期間内に基本公衆衛生業務均等化プロジェクトに組み入れるための準備を進めているという。
衛生部の陳嘯宏副部長は、工作会議で、省レベル31カ所と県レベル312ヵ所の監測ポイントを基点とする全国食品安全リスク監測ネットワークがほぼ完成したと明かした。しかし、陳竺部長によると、省レベル疾病予防抑制機関の中で、2010年国家食品安全リスク監測計画のあらゆる監測項目をカバーできる機関は、約3分の一しかないという。
陳部長は、「十二五」期間中、食品安全リスク監測評価システム建設を重点業務とし、リスク監測評価能力不足や監測評価レベルがまちまちという際立った問題の解決に取り組む方針だと述べた。
「人民網日本語版」2011年2月15日