中国外交部領事保護センター(領保センター)によると、今回の在リビア中国人の国外脱出にあたり、ホットラインやファックスを通じて情報提供を行う以外に、インターネットやミニブログによる情報も高度に重視、在外大使館や前線の実務チームとタイムリーに協力し、連絡を取り合って事実確認を進めながら、彼らを支援したという。新華社が伝えた。
あるネットユーザが26日、トリポリ地区の中国通信企業従業員約80人が協力を求めていることをネット上で発信した。領保センターは直ちに、駐リビア中国大使館に事実確認を行った。大使館は彼らと連絡を保ち、陸路での脱出の支援を進めている。
また、あるネットユーザは25日、ミニブログを通じてミスラータ地区で中国人800人あまりが支援を求めているという情報を発した。領保センターは前線の実務チームに支援するよう指示した。これらの長江岩土公司従業員800人は、実務チームと連絡が取れた後、彼らの協力のもと、航路での脱出を図っている。
このほか、在リビア中国人48人も24日、ミニブログでSOSを出した。領保センターは駐リビア中国大使館と前線の実務チームに事実確認を求めた。実務チームの報告によると、48人はZawia発電所で働く中国人労働者で、安全な状況にあり食料は十分に確保されており、本社が脱出手配を進めているという。
領保センターは引き続き、ミニブログなど各種方法で情報を発信し、在リビア中国公民・機関の安全を保障するよう極力務める方針。
「人民網日本語版」2011年2月28日