第11期全国人民代表大会第4回会議は5日午前9時に人民大会堂で開幕した。会議では温家宝総理が2011年の活動について報告を行なった。一部詳細は次ぎの通り。
当面、物価が急激に上昇し、インフレへの期待が高まっているが、これは民生だけではなく、全局にもかかわる、安定に影響を与えかねない問題である。物価総水準の安定を図ることをマクロコントロールの最優先課題と見なし、わが国の主な工業製品の供給が全般的に需要を上回り、食糧の備蓄が潤沢で、また外貨準備高がわりあい多いなどプラスの条件を生かし、輸入型インフレや構造的インフレによるマイナスの影響の解消に努め、さらに生産要素のコストアップの圧力の払拭に取り組み、市場の期待を正しく導いて、価格上昇の傾向を断固として食い止めなければならない。経済的、法的手段を柱に必要であれば行政的手段を加えて、価格に対するコントロールや監督・管理を全面的に強化しなければならない。
① 市場の流動性を効果的に管理し、物価の急激な上昇につながる通貨面の要因を抑える。政府の管理下にある商品・サービス価格の調整をタイムリーに、適正な段取りと度合いで進める。