中国外交部は5日夜、リビアに駐在する中国人149人が、民間チャーター機で上海に到着したと発表した。これで、リビア駐在の中国人35860人は全員無事に帰国し、2月22日から始まった脱出作業は終了した。
中国は2月23日から、脱出作業を支援するため、各部門からなる3つの作業チームを派遣した。作業チームは危険を顧みず、迅速に海路、陸路、空路を確保し、作業をスムーズに展開した。
2月22日から3月5日まで、民間チャーター機91機、軍用機12機、貨物船5隻、護衛艦1隻が派遣された。このほか、外国から借りたチャーター機35機、旅客船11隻、バス10台も脱出作業にあてられた。
今回の脱出作業は、1949年の新中国建国以来、最大規模とされている。
「中国国際放送局 日本語部」より2011年3月6日