米アップル社のサプライヤー、勝華科技(ウィンテック)の子会社・蘇州聯建科技で業務中に中毒となった従業員22人はこのほど、台湾の勝華科技本社に要求書を提出した。「広州日報」が8日付で伝えた。
中毒となった従業員のうち2人は先週、上海の病院で再検査を行ったところ、症状の再発が確認された。2人のうち劉さんは7日、記者に対し、中毒症状の従業員数人がここ数日、山東省や安徽省などで再検査を受けたことを明らかにした。
中毒となった従業員22人は会社側との交渉後、聯建科技の親会社である勝華科技に対し、▽中毒症状の従業員に、全国の三級甲等医院(国家特殊医院を除き最高ランクの病院)で再検査と継続治療を受けさせる▽勝華科技が中毒症状の従業員の今後の就業・治療に対して保障措置を提供する--など数項目の要求を提示した。中毒となった従業員の一人、賈景川さんによると、要求書はすでに勝華科技本社に提出され、11日午後に回答がある予定という。
「人民網日本語版」2011年3月9日