未摘採の明前西湖龍井茶に対して、茶業者が提示した価格は500グラム3万元
超高額の龍井茶、業者の捏造かそれとも本当に価値があるのか?
茶葉企業によると、超高額の茶葉はマオタイ酒と同じで、人々の「身分のニーズ」を満たすためだけに存在するという。昨年開かれた西湖龍井茶開茶祭では、極上の明前西湖龍井茶の価格は500グラム1万元だったが、今年はまだ摘採されていないにもかかわらず、500グラム3万元という価格が提示された。
500グラム3万円とはどのような茶葉か?
このような超高価格を提示したのは、祝という姓の社長が経営する杭州でもかなり有名な茶葉企業だ。
茶葉は同企業が栽培しているのではなく、同企業が龍塢村、龍井村、梅家塢に人を派遣して摘採している。そこで摘まれた茶葉は大体500グラムあたり3000元。お茶を摘むのはすべて専門家だ。この専門家たちは、茶葉をみれば、いつどこで栽培されたか、茶樹の樹齢は何年かが分かるという。摘採される茶葉はすべて「一芽一葉」で、茶葉の最も基本的な品質を保証している。茶葉の揉捻はすべて職人の手揉みで行われる。2万あまりの新芽だけが極上の明前西湖龍井になる。
手揉みが終わった茶葉にはまだ水分が残っているため、日本から輸入した赤外線設備をつかって、茶葉を乾燥させる。乾燥した茶葉は長時間置いておくと、香りが引き出てくる。
最後に手で一葉ずつ選別していく。選別された茶葉はすべて葉の大きさが均等になっている。4キログラムの茶葉の内、500グラムだけが極上の明前西湖龍井茶となる。
残りの茶葉も良質の茶葉である。見栄えや質により、さらに選別され、1.5万元から2万元の価格で販売される。