3月11日は日本の人々にとって非常に不幸な一日となった。未曾有の大地震が日本を空前の災難に陥れた。これは日本の人々の災難であるのみならず、全世界の災難といえる。災難は人類をたたきのめすことはしない。ましてや人間性を消してしまうことはない。むしろ、巨大な災難を目前に、人間性の力は燦然と輝き、人間の大きな愛は国境を越える。
日本で大地震発生後、中国国務院の温家宝・総理は日本の菅直人首相に電報を送り、中国政府を代表して日本政府と国民に対して深い慰問の意を伝え、中国側が日本側に対し必要な支援を提供することを望むと示した。外交部の楊潔チ・部長も同日、日本の松本剛明外相に慰問の意を伝えた。
民間では、これまでに8億元以上の義援をした中国の「最高の慈善者」と称される陳光標・氏が発生直後に日本へ赴き救援参加することを宣言した。陳氏は、四川大地震の際、日本の救援隊は危険を顧みず我々の困難な同胞を救ってくれたと語った。今回、陳氏は自ら救援に赴くだけでなく、義援を申し出ている。
政府と厚い実力を有する民間団体が日本への支援を積極的に準備しているほか、中国のネットユーザーらも日本の大地震に極めて関心を寄せている。ネットユーザーは日本の被災者のための祈りを続々と書き込んでいる。ネットユーザーが自発的に発した日本への声援からは、犠牲者への哀悼だけでなく、中国政府に対して、日本国民の心を安らげ、被災した人々の困難な境遇を助けるよう呼びかける声も聞かれた。あるネットユーザーはこう書き込んでいる。