清華大学のキャンパスでは現在、学生たちによる日本の被災地に向けた募金活動が行われており、学生たちが次々と募金に参加し、国境を越えた愛を伝えている。新華網が伝えた。
清華大学コンピュータ学科で学ぶ李可騫さんによると、清華大学学生会と研究生(院生)会は14日、キャンパス内で被災地に向けた募金活動をスタートし、多くの学生・教師からの支援を得ている。募金活動は16日午後6時まで行われ、集まったお金は学校を通じて中国紅十字会などに渡されるという。
日本のアニメのファンだという清華大学経済管理学院の生徒・陳斯祺さんは募金活動を知り、迷うことなく寄付を行った。陳さんは「私は日本のアニメを通じて、日本人が聡明で、勇敢であることを見てきました。彼らはきっと災難に打ち勝つことができると信じています」と述べる。
同大学で学ぶ日本人学生らも自発的に集まり、学生が募金するたびに深くお辞儀をし、感謝の意を伝えている。清華大学中国語学科の3年生・磐村光紀さんは「地震の日、中国のクラスメートたちは皆ショートメールで私の家族の安否を気遣ってくれました。学科の先生も、私の家族の状況を心配する電話をくれました」と述べる。
上海では、復旦大学日本留学生会が日本の被災地を支援するための募金活動を始めた。同大学の教師・生徒らは続々と募金を行っている。
中学の時に交流活動で日本を訪れたことがあるという経済学専攻の楊毓佳さんは、自分の財布に入っているお金を全て募金箱に投入すると、「私の募金と愛が海を越えて届くことを願います」と語った。
この募金活動の発起人である、神戸出身の神中康多さん(日本留学生会副会長)は、「皆さんの援助に感謝しています。募金で集まったお金は在上海日本総領事館を通じてできるだけ早く被災地に届けます」と語る。
「人民網日本語版」2011年3月17日