3月20日、四川省赤十字会で募金活動が行なわれ、多くの人々がボランティアで日本の震災のために募金を行なっていた。写真は中学生が募金を行なう様子。
3月20日午後、100名以上の人々が四川省の赤十字会を訪れ、チャリティ募金に参加した。汶川で発生した「四川大地震」を経験した四川の人々は、他人事とは思えないと話す。四川赤十字会は震災の状況を把握し、日本の震災地区への義捐金募集をスタートさせ、国民からの寄付を募った。
募金を行なっている会場には、制服を着た学生、白衣を着た医療関係者、周辺地域の住民や公務員などが次々と訪れた。高校生の賈明輝さんは「私たちはマグニチュード8の地震を経験している。日本とは一衣帯水の隣国でもあり、自分の身に起きたように感じて、何かしたいと思った」と話していた。「四川大地震」で家族を亡くした謝国泰さんは募金の情報を聞くと、20名あまりの医療関係者を連れてやってきた。「いくらでもいい、これは全て、私たちの病院に勤める400名以上の職員たちの気持ちだ。日本の人々が少しでも早く自分の家庭を取り戻せるよう、助けになれば良いと思う」と話した。
「四川大地震」で深刻な被害を受けた汶川では住民、学生、商店など300名以上の人々が赤十字会に募金に訪れ、日本の被災地の人々へ、自分たちの「恩返しの気持ち」と「お見舞いの気持ち」を伝えた。
四川省赤十字会は来週のうちには、集まった義捐金を重慶にある日本の領事館に届けるという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年3月21日