資料写真:北京市懐柔区学生管理センターは英単語ゲーム「新星杯」2010年大会を開催し、懐柔区の610人余りの小中学生が参加した(2010年5月15日)
EFエデュケーション・ファーストが31日に世界で初めて発表した「2011年度EF EPI報告書」によると、調査対象となった英語圏以外の44の国・地域のうち、中国大陸は29位で、9位のマレーシアと13位の韓国、14位の日本を大きく下回った。
ランキングではノルウェーがトップに輝き、EU諸国は全体的に能力が高い。しかし、英語教育に力を入れるアジアの能力は予想より低く、トップ10入りしたのはマレーシアだけだった。
関連の分析によると、この報告には1つの面白い関連性がある。英語能力が教育時間、輸出能力、所得水準と関係しているということだ。
報告のデータによると、2010年の中国大陸の民間英語教育市場の時価総額は300億元を超え、外国人の英語教師は10万人を超えた。また報告は、中国は地域経済の発展でさらに重要な役割を果たしており、中国が英語交流能力の向上を目指す姿勢により、他国もそれに足並みを揃えるようになるとしている。
同報告のアジア地域の順位を見ると、中国香港は「中度の熟練」で12位、中国台湾は「低度の熟練」で25位だった。かつてイギリスの植民地だったインドは優位性を発揮できず、30位で中国大陸と大差ない結果となった。日本と韓国が上位につけたのは、公教育システムにおける英語への重視が高く、多くの民間の英語教育機関があるためだと考えられる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年4月1日