山西省環境保護庁によると、同省の地表水のサンプルから初めて微量の放射性ヨウ素131とセシウム137が検出された。しかし、濃度が極めて微量なため健康に害はないという。
山西省環境監督所が6日に地表水(サンプルは太原市の浜河公園)を検査したところ、その中に微量の放射性ヨウ素131とセシウム137が含まれていることがわかった。日本で原発事故が発生してから、山西省の地表水のサンプルから放射性物質が検出されたのはこれが初めて。しかし、濃度は極めて微量で、放射量は非常に少ない。
山西省で3月29日に大気から微量の放射性ヨウ素131が検出されてから、省輻射環境自動監視測定所は観測を続けているが、結果はすべて正常レベルで、異常は見つかっていない。
省輻射環境監視測定所の董克所長は、「山西省の環境放射線は自然放射線の範囲内にあり、環境と健康に害はなく、防護対策をとる必要はない」としている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年4月8日