最新型のエアバスは、乗客が機内でマージャンを楽しめる設計になっている
中国人の買い手は、超高額のエアバスの主力消費者となりつつある。エアバス・チャイナは6日、同社は向こう5年で、中国で年間5~6機を販売する方針だと発表した。中国からの受注はすでにエアバスのビジネス機販売数の4分の1を占めているという。
中国で運航中の同社製ビジネス機はすでに6機に達し、うち3機が中国大陸で登記されている。そのほか、2機が間もなく導入される予定だ。中国経済の力強い成長は、ビジネス機市場の成長の基礎である。エアバス・チャイナの陳菊明副総裁によると、エアバス社は2005年に初めて中国に航空機を販売した。その後5年で、エアバスは中国で20機以上を販売し、年間平均は4機に達する。
陳菊明副総裁によると、同社のビジネス機の主な販売先はアジアと中国市場に移っている。向こう5年で、中国人の買い手は年間5~6機の同社製ビジネス機を購入し、保有機数は30機に達する見込みだ。エアバスのビジネス機の引渡し能力は年間12~24機で、4分の1が中国からの受注ということになる。
エアバスは今年、中国人の買い手のニーズを考慮した「鳳凰」というデザインを発表した。機内に6人掛けの円卓を設置し、伝統的な家族の形を表している。この円卓は正方形に畳むことができ、飛行中にマージャンを楽しめるようになっている。また、「鳳凰」の機内には、アジアで人気の娯楽の一つであるカラオケエリアもある。
エアバス社によると、ビジネス機「A318エリート型」の販売価格は6500万ドル、「エアバス・コーポレート・ジェット(ACJ)」は8000万ドル、A320 VIP仕様は8500万ドルに達する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年4月8日