中国ではこのほど、映画「隠婚男女」をきっかけに、自分が結婚していることを隠す「隠婚」をめぐる論議がホワイトカラーの間で起きている。記者がホワイトカラーの謝さん(女性)に取材したところ、彼女は「隠婚族」だった。彼女は、婚姻状況を隠すのは職場での競争を高めるためだと語った。彼女は同僚と自身の家庭生活について語ることもなく、仕事中は結婚指輪をつけない。彼女はさらに、顧客の多くが仕事上でも未婚の若い女性とより接したいと思っており、既婚女性に魅力はないと感じ、「隠婚族」となる決意を一層固めたという。「新聞晩報」が伝えた。
上海社会科学院家庭研究センター主任を務める徐安叙ャ・研究員は、多くの女性が「隠婚」を選ぶのは、自分を守るためだと語る。彼女たちは自分の立場と給料を求め、厳しい職場環境の中で婚姻を公にしたくないのだ。彼女たちは上司にプライベートを配慮し、仕事に集中できるよう臨んでいる。これが働く女性が「隠婚族」となる理由だ。
「人民網日本語版」2011年4月13日