南京地下鉄2号線・学則路駅でこのほど、駅構内の階段が大きなピアノの鍵盤に改造された。人が階段を上るのに合わせ、階段からは心地よいピアノの音が響く。このような階段が設置されたのは全国的にも初となる。揚子晩報が21日に伝えた。
この「ピアノ階段」は全部で53段。うち、18段にはセンサーが取り付けられており、人が上を歩くとそれにあわせてピアノの音が鳴る仕組みになっている。ピアノの鍵盤の配列通りに設置されており、階段を踏みながら簡単なメロディを奏でることも可能だ。
この階段は、より多くの市民に階段を利用してもらうために設置されたもの。南京市の地下鉄構内にある全てのエスカレーターは、人が使用しないときは省エネモードに入るため、階段を歩く人が増えれば増えるほど、より省エネになる。
このような階段は、スウェーデンやチリの地下鉄でも環境保護ボランティアなどの手により設置されている。スウェーデン・ストックホルムの地下鉄駅では、この階段が設置された後、階段を使う人がエスカレーターを使う人を66%上回ったという結果が出ている。(編集SN)
「人民網日本語版」2011年4月22日