「核の持久戦」で戦う福島市民の現在の様子

「核の持久戦」で戦う福島市民の現在の様子。 中国新聞社の記者は、原発事故が起きた福島市を訪れ、福島第一原発から60キロ離れた町に暮らす10万人の住民の生活状況を伝えた…

タグ: 福島,原発事故,住民

発信時間: 2011-04-25 11:03:40 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本の自衛隊音楽隊は福島で「I LOVEふくしま」コンサートを行った

特産品を販売し義捐金が集められた 

中国新聞社の記者は、原発事故が起きた福島市を訪れ、福島第一原発から60キロ離れた町に暮らす10万人の住民の生活状況を伝えた。 

記者が仙台から南へ向かうと、道路を走る自動車はまばらで、「がんばれ福島」の垂れ幕を下げたガソリンスタンドにも自動車は停まっていなかった。ガソリンの価格は1リットル140円で、ほかの地域より10円安い。 

福島駅近くの広場で「I LOVEふくしま」をテーマとするイベントが行われ、救援活動に参加する自衛隊の男女隊員が迷彩服を着て、市民の前で音楽を演奏した。約200人の市民が訪れ、バザーで食品などを買った。隣接した駐車場には自衛隊の車があり、ここで装甲車を見学し、自衛隊員と記念写真を撮ることもできる。 

福島県災害対策本部に向かう途中、街を歩く人や車は少なく、自転車に乗った若者をたまに見かけるだけだった。マスクをつけて歩く市民はほかの都市より多い。

福島県災害対策本部の3階のホールは報道センターになり、約50人のメディア関係者がここに常駐している。対策本部の職員は慌しく動き回り、最新の災害情報や放射線データなどの情報を入り口の机に置き、記者たちはそれを閲覧することができる。 

福島は「果物の王国」で、農産品が豊富にあるが、現在は輸出が深刻な影響を受けている。福島県内の高速道路のサービスエリアに入ると、果物・野菜売り場には「安心 安全」のポスターが貼られ、レストランは災害と戦うためのメニューを出していた。 

対策本部を離れ、福島駅に戻ると、にぎやかだった交通機関はひっそりしているように感じられた。新幹線などの交通機関はすでに復旧したが、乗客は少なく、日本のほかの都市の駅とまったく異なる。乗客の多くがマスクをつけている。 

福島駅の駐車場では数十台のタクシーが列を作り、運転手たちはマスクをつけて乗客が来るのを待っている。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年4月25日

 

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