「母の日にはお母さんに電話を掛けてあげる」「お母さんに花束を贈りたい」----。中国国内でも多くのカレンダーに、今年の5月8日は母の日と記されている。「中国青年報」記者はこのほど、多くの若者がこの日に母親にお祝いをするつもりであることを知った。もっとも母の日の由来を尋ねると、取材した大学生10人あまりのうち、はっきりした答えを出すことができる学生はいなかった。ただ一人が「たぶん西側諸国からでしょう」と話した。「中国青年報」が伝えた。
母親に感謝する祝日として、母の日は古代ギリシャで最も早く生まれた。今では40以上の国と地域が母の日を設けている。第4期から第10期まで全国政協委員を務めた中華母の日促進会の李漢秋・会長は記者の取材に応じ、「中国人にも独自の母の日があるべき」と明言した。
李会長は一部の専門学者と共に2004年から、賢母の代表とされる孟子の母が孟子を産んだ旧暦4月2日(今年は5月4日)を、「中華母の日」と定めるよう提唱したところ、多くの国民の支持と反応があり、一部の地方ではすでに「中華母の日」祝賀活動が行われている。中国青年報社会調査センターが「民意中国網」「新浪網」の両ウェブサイトを通じて先週行ったオンライン調査(1056人対象)によると、「中国にも独自の母の日があるべき」と賛同した人は80.9%に上り、うち48.3%は「非常に賛同する」と答えた。
「人民網日本語版」2011年4月27日