新華網提供
ミニブログ上で最近、「プライスウォーターハウスクーパースの25歳女性修士が過労死」のニュースが関心を集め、日夜残業を続けるホワイトカラーらを心配させている。北京ではこれまで訪れる人の少なかった疲労度を測る施設が一気に混み合い、測定結果によると、ホワイトカラーの6割以上が「過度の疲労」だった。「法制晩報」が伝えた。
市内慈雲寺にある某健康診断センターでは、多くのホワイトカラーが検査カードを手に疲労度測定の順番を待っている。センターの疲労度測定器は外観はスキャナーに似ていて、測定者は手のひらを軽く検査口の上に置くだけで、1分以内に自身の疲労度の測定結果を知ることができる。並んでいた20人以上のホワイトカラーのうち、半数の最終結果は「過度の疲労」だった。北京では市内の大手健康診断センターの多くが2008年頃から疲労度測定器の導入を始めていたが、利用者は少なかった。
北京慈銘健康診断センター、北京億康健康診断センターなど5カ所の施設の測定の結果、ホワイトカラーで「過度の疲労」はいずれも6割以上に上った。「過度の疲労」と判定された人の多くは25-30歳のITおよびメディア従事者。北京億康健康診断センターが今年に入り2カ月間にわたって統計を行ったところ、「過度の疲労」のホワイトカラーは61%、「長期の疲労」のホワイトカラーは32%、一方で「正常な疲労度」のホワイトカラーはわずか7%だった。一般的に、「長期の疲労」が3カ月以上蓄積すると、「過度の疲労」となる。
北京慈銘健康診断センターの張・主席医師は「8時間を超える仕事であれば、まずリラックスしてから再開すること。人は毎日8時間以上、大きなストレスの中で働けば、疾病にかかりやすくなる」と語っている。
「人民網日本語版」2011年4月27日