北京市統計局が先週末に発表した統計データによると、2010年全市勤労者平均年収は5万415元だった。平均年収が最も高かった業界は金融業で19万2139元、最低は市民サービス・その他サービス業で2万2689元と、両者には8.5%の格差があった。北京の日刊紙「京華時報」が伝えた。
業種別にみると、勤労者の平均年収が全市平均レベルを上回ったのは9業界、低かったのは10業界。平均年収が最も高い業界トップ3は順次、金融業、情報通信業・コンピュータサービス・ソフトウェア業、電力・ガス・水道生産・供給業。平均年収が最も低いトップ3は順次、市民サービス・その他サービス業、宿泊・飲食業、農・林・放牧・漁業。
職場の登録類型別でみると、勤労者の平均年収が最も高いのは、外資投資企業で9万1646元、香港・マカオ・台湾投資企業が7万4860元とそれに続いた。国内資本企業の平均年収は比較的低く4万6256元、このうち民間資本企業は2万7431元。
国家統計局は2009年、民間企業の給与に対する統計調査をスタートさせた。統計制度では、民間企業は3月31日までに国家統計局に対してデータを報告し、各省(自治区・直轄市)は、国家統計局が民間企業からのデータを審査評価後使用することになっている。従って、北京市が全市勤労者平均賃金データを発表するのは4月以降となる。
「人民網日本語版」2011年5月9日