あるイギリスの不動産開発会社は、中国のインターネット会社と、ウェブサイトでマンションを販売する契約に合意した。この契約はイングランド北部不動産市場の不景気を改善する助力になると見られている。
「新起点不動産会社」によると、協力関係をスタートさせた2週間で中国人投資家に販売したマンション合計価値は250万英ポンドに達したという。
「捜房網」は中国の最大の不動産サイトとして、2000万人ユーザーと6000人以上の従業員を持つ。「捜房網」はウェブサイトで新起点不動産会社の扱うビルを販売し始めている。そのターゲットはイギリス不動産市場に興味を持つ中国人投資家である。ほとんどの中国人はロンドンに注目しがちだが、投資家の投資意欲は地方都市へ広がりをみせ、中でも中国人留学生が集まる大型学園都市が人気である。
新起点不動産会社、アジア地域業務開発マネージャーによると、彼らはマンチェスターのある住宅プロジェクトを開発、学生たちの住居を提供した。このプロジェクトの「学生用宿舎」――複数の寝室、共有のキッチン、トイレの建設費用は2.5万英ポンドだった。すでに50人の中国投資家がこのマンションを予約。月当たり20人の中国人投資家がイギリスで不動産を購入するのではと予測している。中国投資家がマンチェスターとリバプールを知る理由は、この地域に世界有数のサッカーチームがあるからだけではなく、高レベルな大学とイギリス西北部の中国人居住区があることによるものだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年5月19日