上関原子力発電所プロジェクト建設予定地の湾岸(共同通信社 航空写真)
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日本新聞網19日報道によると、山口県の二井関成知事は記者会見で、計画中の原子力発電所プロジェクトを中止する方向で検討しているという。山口県は原子力発電所プロジェクト建設用地の埋め立て免許を延長しない方向で検討していると述べた。
山口県上関町に計画中の上関原子力発電所は、建設用地33万平方メートル、うち14万平方メートルの公海埋め立てが必要である。この公海埋め立てには山口県の免許が必要だ。現在の免許は2012年10月までとなっている。電力会社が埋め立て工事を継続するとすれば、山口県の新しい許可証が必須だ。二井知事によると、県議会は6月会議でこの問題を審議するが、情況は相当厳しい。
もし県が許可証を延長免許を出さないと、この原発を建設する中国電力は工事の中断をせざるを得ない。
山口県では、もともと一部市民が原発建設に反対していたが、今回の福島原発事故発生後、現地の反対の声は日に日に激しくなっている。本来の計画によれば上関原子力発電所は2018年完成予定だった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年5月20日