中国民政部は19日、国家発展改革委員会、財政部、国家統計局と共同で、「都市・農村部住民の最低生活保障基準の制定・調整業務規範化に関する指導意見(以下、指導意見)」を発表したことを明らかにした。これにより、中国国内の都市・農村住民の最低生活保障基準に関する動態調整メカニズムが正式に確立した。
最低生活保障基準は、都市・農村最低生活保障制度の中核をなしており、最低生活保障の範囲、対象、補助水準を査定し、補助金支払を行うための重要な拠り所となっている。
「指導意見」では、都市・農民最低生活保障基準の制定・調整業務の規範化を都市・農村最低生活保障制度を完備させるための重要任務に据え、指導を強化し、可能な限り力を注いで取り組み、適度な速さで進め、任務のポイントをしっかり掴んで遂行することが、各地方政府に求められている。比重法、エンゲル係数法、消費支出割合法などを用いて都市・農村部の最低生活保障基準を定め、その基準と物価上昇率をリンクさせた連動メカニズムを確立・完備させ、現地住民の生活必需品価格の上昇や住民の生活レベル向上に伴い、定期的に調整する。
「人民網日本語版」より2011年5月20日