西蔵(チベット)の平和解放60周年記念理論シンポジウムが21日、チベット自治区の中心地ラサで開かれた。
シンポジウムでは、60年の実践をめぐる交流が行われると共に、研究者たちの研究成果も示された。
チベット自治区共産党学校のフブジ二ン教授は、「チベットにとって、平和解放は、近代化への扉を開き、民主改革は、近代化への道を切り開いてくれた。また、民族地区の自治制度をチベットで実施したことは、近代化に力強い制度的保障を提供してくれた。さらに、改革開放以来行われた五回の活動会議によって、飛躍的な発展と長期的な安定といった戦略的な目標を確認できた。これにより、チベットは、他の地域と共に、小康社会(いくらかゆとりのある社会)を全面的に建設していくという新たな目標が建てられた」と強調した。
フブジン教授はさらに、「この60年、チベットは二つの飛躍的な発展を遂げた。一つは、社会制度で、百万もの農奴が一夜にして国の主人公になった。もう一つは、経済社会の発展で、GDP・国内総生産の成長は1959年に比べ80倍となった」と述べた。
「中国国際放送局 日本語部」 2011年5月22日