北京団市委、北京青年圧力管理サービスセンターは24日、「2011年中国大学生就職圧力調査報告」を発表した。報告によると、就職の圧力(プレッシャー)が最大だったのは修士生だった。物価・家賃の高騰を受け、大学生の希望月給は昨年比ほぼ2倍となった。中でも、博士生の希望月給は前年比5千元近く増加した。「京華時報」が伝えた。
北京青年圧力管理サービスセンターの熊漢忠主任によると、今回のアンケート調査には8千人以上の大学生が参加した。回答者の希望月給は、学歴が上がるほど大幅に増加していることがわかった。
2010年と比較すると、今年は専科生(短大生に相当)の希望月給の増加幅が比較的小さかった(500元)のを除き、本科生、修士生、博士生の希望月給は軒並み前年比約2倍に増加した。それぞれの希望月給は、本科生が4500-5千元、修士生が6千-6500元、博士生が9千-1万元だった。
熊漢忠主任は「昨年から今年にかけ、物価や家賃が急激に上がった。また、国内の就職状況は去年よりもやや好転し、一部の人材市場では人手不足の状況も現れている。さらに、人的資源社会保障部などの関連部門も職員の給与待遇改善に関するいくつかの方案を提出した。昇給への期待が普遍的に高まるのも必然的なことだ。ただし、希望月給のほとんどは実際の月給を大きく上回っている」と述べる。
「人民網日本語版」より