香港メディア5月31日の報道によると、日本の福島原発事故による影響は今に至ってもわからないことが多い。最近、ネットで耳がないウサギの動画がアクセスを集めている。福島県で4月に耳のないウサギが生まれ、放射線漏れが奇形児の出産に関係するのではないかと心配されている。
この動画は5月28日、福島第一原発30キロメートル地点にある浪江町で撮影された。動画には、耳がないウサギが手より少し大きいサイズで、その他のウサギと同じように活発に運動している。生まれた時に耳がないのは、母ウサギが放射能で汚染された野草を食べたためではないか疑われている。サイトにアップした人は、将来人類も放射性物質の影響を受け、奇形の赤ちゃんが生まれるのではと心配している。
香港の専門家によると、動画だけでは、耳がないウサギが放射性物質の影響のための奇形かどうかは判断できないという。ウサギも有毒化学物質との接触などの原因で不正常になる。被災地の妊婦が奇形の子供を出産したとしても、奇形児の出生率を観察してからでないと結論はなんともいえない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年6月3日