飛行機の断面図
目的:大統領、政府の重要な官員を保護 壊滅的な事故に対応
特殊機能:放射能防止、数日間給油せずに飛行可能。原子力潜水艦とドッキングができる。
映画「2012」(2012 Doomsday)の中に、米国の一部の政治要人が大統領特別機で避難する場面がある。「空中指揮管制機」は劇中の特別機のリアル版である。米国空軍がこのほど、珍しく「空中指揮管制機」の内部を公開、核戦争の爆発、隕石衝突など「終末的な環境」になっても、配備されている防護装置などでこの飛行機は指導者たちを保護可能だ。
米国の「空中指揮管制機」のナンバーはE-4Bで、米国空軍第55飛行編隊に属しており、現存するのは合計4機だ。主な役目は米国が壊滅的な災難に直面した時に大統領、国防部長など軍事・政治の指導者の保護である。
この飛行機の製作費は2億2300万ドル、112人が搭乗できる。飛行機のガソリン・タンクは非常に大きく容量185トンで、数日間滞空してもガソリンを補給する必要はない。
また、「空中指揮管制機」は重さ16.5万ポンド(およそ75t)の電子機器が設置されている。機関室の中の人が核爆弾の衝撃を受けないため、厳密な防護の外殻は原子力の放射能について設計された。機長が取材に応じたときに、「空中指揮管制機」は1機だけではなく、すべての機体は1年間365日、また1日24時間いつでも命令を持つと公開した。
米国空軍高級士官は、「私たちが教えられたある電話番号さえあれば、いつでも、どんな場所でも、地球にいさえすれば、必ず見つけて迎えに来る。海底の潜水艦の人員と連絡ができ、予備室から持ってきた5マイル(8km)のロープで潜水艦とドッキング連携できる」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年6月13日