中国人民政治協商会議(政協)全国委員会の武維華常務委員(中国科学院院士)は22日、政協第11期常務委員会第14回会議で、「全国で一年間に浪費されている食料総量で、2億5千万人から3億人を養うことができる。食べ物やエネルギーを節約し、環境保護を意識するライフスタイルを一刻も早く確立すべきだ」と強調した。
武院士が発表した統計データによると、大・中・小型都市のレストランで供された計2700テーブルの各種残飯に含まれるタンパク質や脂肪を分析した結果、中国国内で1年間に食べ残された食料に含まれるタンパク質は800万トン、脂肪は300万トンだった。この数値から予想すると、中国人が一定規模以上のレストランで食事した際の食べ残しは、少なくとも約2億人の年間食料に相当すると見られる。レストランでの食事に個人家庭での食べ残しを加えると、全国で一年間に浪費される食料総量で2億5千万人から3億人を養うことができる。
「人民網日本語版」2011年6月23日